レワニワ合評ライブ、観客3000人突破!
レワニワ大学文芸学部4年次生、神近由希恵氏の卒業制作小説「収縮と希望」のレワニワ合評ネットライブ(GNL)が昨日行われ、累計観客数が3000人を突破したことが分かった。レワニワ図書館ではグループによる批評会(合評)をサポートしており、観客としての参加も可能。
GNLの担当者によれば、合評は1作品につき1回2時間、5回までという制限があり、1作品の累計観客数は最大でも1000人を超えたことがなかった。3000人は破格の数字と言える。
合評の評者は現役ゼミ生とゼミ卒業生で、第1回は6人、その後10人にまで増えた。指導教員は各回の終わりにコメントをした以外ほぼ司会役に徹し、神近氏は合評公開に同意したものの、参加はしていない。
観客は第1回では同じ学科の学生やゼミの卒業生など50人程度だった。第1回合評が評判を呼び、第2回ですでに200人ほどの観客が集まり、最終回の第5回では1500人以上に達した。観客からのコメント数も1000を超えている。
先の担当者によると、GNLの1回の観客数は最大で1000人を超えない仕様だった。しかし、これまで最大数に達したことがなく、今回初めて無限の観客登録が可能になっていたと判明した。このバグはすでに修正ずみとのことなので、第5回の観客数は単独回の合評ライブとして、今後も破られることのない記録となるようだ。
GNLでの評判などから、「収縮と希望」はすでにレワニワ書房新社からの出版が決まっており、作品の限定なしの一般公開は本日で終了することが予告されている(ゼミ生、ゼミ卒業生への公開は続けられるとのこと)。このため、レワニワ図書館への作品貸し出し希望が急増し、一部でアクセスしにくい状態になっている。
指導教員によると、合評のレワニワ図書館での継続公開や出版を望む声もあり、検討中とのこと。こうした高い評判について、作者の神近氏にコメントを求めたが、これまでのところ返答は得られていない。
(「レワニワ書房通信」の記事「レワニワ図書館、未来からのニュース」を一部改変して掲載しました)