この閲覧室には、伊井直行の作品を配架しています。無料で自由に閲覧できます。ただし多くはPDFです。青字のタイトルをクリックすると、新しいタブで開きます。 PDFの作品は縦スクロールかボタン操作で1ページずつ読んで下さい。

 なお、特別閲覧室では、横書きの作品『女神の肩こり』『横書き詩集1』『鳥の女王』が、見開きで読める形にして配架されています。

閲覧図書

 「常陸国風土記を旅する」

 noteに新しいマガジン「常陸国風土記を旅する」を公開しました。noteに連続で書いた常陸国風土記に関する「考察」をまとめたものです。「レワニワ書房通信」の内容を読みやすくする一方で、より深まった部分もあると思います。前のマガジン「楽しい風土記」で省いた「番外編」も掲載しました。


 「楽しい風土記」

「楽しい風土記」をnoteのマガジンとして公開しました。上はそこへのリンクです。常陸国風土記を抜粋して現代語訳し、風土記の中で最も魅力的な常陸国風土記の全体を味わえるダイジェストとしました。
レワニワ図書館の蔵書としては異例ですが、1冊の短い本のように読んでもらうことは可能だと思い「配架」します。


 「再び恋に落ちたシェイクスピア」試し読み 

冒頭の五分の一ほどが読めます。
全文は、レワニワ図書館内の特別書庫に収納されています。
書庫の場所は、「レワニワ書房通信」の6月3日付の記事に記されています。この記事を読み、その趣旨を了解した上で全文のファイルを開いて下さい。
試し読みも全文も、映画「恋に落ちたシェイクスピア」を観た後の方が楽しめるでしょう。Amazon Prime Videoだと300円、最上質のエンタテインメントだと思います。


 How Did Shakespeare Read Don Quixote?

Shakespeare was reading Don Quixote and writing a play. We explore how he read Cervantes, with Hamlet as an intermediary. This essay originally appeared in the Winter 2021 issue of Mita Bungaku, the literary magazine from Keio University. Translated by Sam Malissa. Added to the library on April 29 2021.

『シェイクスピアはドン・キホーテをどう読んだか?』の英訳版です。


『シェイクスピアはドン・キホーテをどう読んだか?』

シェイクスピアは「ドン・キホーテ」を読んで、一つの戯曲を作り出していました。シェイクスピアはセルバンテスをどう読んだのか、「ハムレット」を媒介として探っていきます。閲覧図書中、唯一横書きです(残念なことに)。<レワニワ書房 論叢>第1弾。「三田文学」2021年冬季号掲載。令和3年2月15日配架。


『マント』

主人公は、透明になり、空を飛ぶ力を与えるマントを活用して自殺者の救出に全力を尽くし、自らは人生の落伍者になりそうに……。「群像」に掲載された「ヒーローの死」の主人公を「救う」ため、大幅に加筆、改稿した短編小説。 令和元年5月27日配架。


 『落書帳』 

1970年代初め~86年頃にかけて描いた落書きをスクラップしました。パワーポイントをPDF化しただけの簡易な体裁です。マニア向け(?)。画質がやや低いため、いつか良画質に変更できる方法がわかったら、アップし直したいところ。令和2年9月10日配架。


『簡単な人生』 

西日本新聞文化面に連載した 全50回の短いエッセイをまとめたもの。故郷を走る日豊本線と、作家阿部昭の書いた藤沢私立小学校の校歌、言葉の戦場としての2ちゃんねる、日本語の問題など。内容は掲載時とほぼ同じ、文章には手を入れています。 令和元年5月27日配架。


それ

伊井が20代後半に書いた短編小説。高すぎる身長を持つ憂鬱症の男子高校生が死ぬために湯微島に行き、海岸で「それ」を発見します。今はなぜ世間に受けなかったか分かりますが……ずっと変わらずお気に入りの短編。「三田文学」、新潮社刊の単行本に「湯微島の死体」の題名で発表。令和元年6月5日配架。


湯微島の隣りの島』 

湯微島の隣りにある通称「ドロボー島」、島の食堂<さかな家>で働く「熊獲り罠の蜂蜜」のような絶世の美女に魅せられた「俺」の運命……。連作小説「湯微島訪問記」の最初の一編として「三田文学」、新潮社刊の単行本に掲載されました。 令和元年7月1日配架。




『マント』『簡単な人生』『シェイクスピアはドン・キホーテをどう読んだか?』は、残念ながら校正者の目を通していません。きちんとした校正・校閲は出版社の最大の価値の一つです。不本意ではありますが、ここに至るまで精一杯力を尽くしたのは本当のことです。ご理解の上、お読みいただければ幸いです。

『それ』『湯微島の隣りの島』は、プロの校正者の目を通しています。プロとしての仕事というより、ヴォランティア活動に近いものであったことを付記しておかなくてはなりませんが。