レワニワ図書館で父の卒論発見
レワニワ図書館で父の卒業論文を見つけました。あのグータラ親父が、学生時代、こんな難しいことを考えていたとは! 驚きでした。レワニワ図書館が普通に使われるようになったのは父の学生時代らしいので、父のネストを見つけてもビックリしなかったのですが。
父のネスト、「表札」は実名で、生年と出身地も公表、閉架で入り口に鍵がかかっていたけれど、家族や知り合いなら誰でも分かりそうな質問二つに正答すれば入室できました。無縁の人は入れないようにする、よくある設定です。
好きな酒は? 新潟県の某有名ブランドの「大吟醸」。父と親しい人はたいてい知ってます。二つ目の質問は、なんと息子と娘の名前。親父、僕たちがネストに来る日を待っていたみたい。
母に話したら、つきあっていた頃に「読まされた」そうです。「その時は頭のいい人なんだと思って、格好良く見えたのよね。だまされた」親父は、ネストに招いて口説く「ネスト・ナンパ」の先駆者でもあったらしい。ちなみに母は自分のネストを仕事用のFBにリンクさせており、よそ行きの感じの本棚で面白くなさそう。
妹に言うと、パパのネストなんて興味ないし、と即答でした。まあ、卒論は我が身に間近に迫りつつある難題なので読んでみましたが、以前やってたバイク・ブログのまとめ本とかに手は出さないでしょう。ただ、長崎勤務時代の日記を本にしていて、僕はその頃のことを殆ど覚えていないので、近々読んでみようと思っています。
今、父の声が聞こえました。今日も飲んでご帰宅です。ネストを見つけたと言ったら、酔いがさめるでしょうか? それともさらに上機嫌になるでしょうか?
(開館後、閲覧室には著者ごとの「ネスト」という蔵書コーナーがあるものと仮想していました。現在「ネスト」という名称は使用を休止しています。2020年9月追記)